書房

ロックとは、何かを考える。俺のロック魂は、ほんとうにロック魂なのか、と。ロック
魂と思っているそれは、ほんとうは、大正琴魂では、ないのか、と。どうして、誰も彼
も音楽がそんなに好きなのかを考える。音楽が嫌いな民族は、いないのか? 音楽が大
嫌いな若者は、いないのか? 音楽を憎んでいる変わり者は、いないのか? これは、
キチガイのひとでいそうだ。でも、ホンモノはダメだ。ホンモノは、面白いどころでは、
ないだろうからな。面白いかもしれないけど、ホンモノの側にいくことは出来ない。ホ
ンモノは、いつも、入っていけないところにいるのだからな。ほんとうは、書房につい
てなにか書こうと思ったのに違うことを書いてしまったようだ。本を読むのは、面倒だ。