ちんどん屋さん

鬼Kちんの実家は工務店で作業場があった。鬼Kサンの父やお爺さんやおじさんやその他の
職人さんは現場やその作業場で大工仕事をしていた。ちなみに鬼Kちゃんは、釘ひとつ満足
に打てないがイエスさまが大工の息子ってことで得意顔だ。大工さんは午後三時に休憩と称
してお茶を飲んだりお菓子を食べたり煙草を吸ったりする。ちなみに鬼Kっちのお爺さんは
ヘヴィスモーカーで仕事中はだいたい煙草をくわえていたっけ。そんな爺ちゃんは肺がんで
死んだ。子供だった鬼Kが三時のお茶の時間の作業場に行くと、そこにはマツケンサンバ
たいなお侍さんみたいな顔の真っ白なひとたちが父やお爺ちゃんやおじさん(明日に続く)